私は、2000年にFPを志し、CFP資格取得後、2006年に独立しました。
■略歴・・・
大学を卒業して、生命保険会社に6年半、その後は上場会社や
未上場会社の総務・経理・人事・営業を経て外資系保険会社、
証券会社、生損保乗合代理店を経て、独立しました。
生命保険業界での経験と生損保乗り合い代理店での勤務経験を活かし、
また、中小企業の経営課題の解決とリスクヘッジ手段として保険の提案を
するべく、経営コンサルタント+保険代理店というビジネスモデルでした。
■しかし、税制の改正が・・・
当初は、中小企業に節税メリットの高い、生命保険の販売が主体でしたが、
平成18年、19年と、(長期傷害保険、逓増定期保険)二度の税制改正により、
2年目には「黒字の予想」が、『二期連続の赤字』となったことにより、
ビジネスモデルの変換が急務となりました
●周囲の保険代理店が、個人マーケットへの転換を図っていく中で、
私は、個人マーケットへの転換を躊躇しました。
■どうして個人向け保険販売を躊躇するのか・・・
それは、個人マーケットは、「競争激化+採算性悪化」している、と考えているからです。
・「規模」や「知名度」では、銀行や郵便局に軍配が上がります。
・「安さ」や「利便性」の通販、ネット生保も無視できません。
・現在の保険加入者割合は、90%近いので全くの新契約は見込みが少ない。
・現在、生命保険販売員資格者は、およそ100万人・・・保険会社直属は、
平成5年当時42万人→平成19年では24万人、一方、銀行や他の代理店の使用人は、
平成8年当時12万人→平成19年では77万人と増えています。
「社団法人生命保険協会資料より」
http://www.seiho.or.jp/activity/publication/pdf/2007doukou/2007doukou5.pdf
■個人向け保険販売の採算性とは
代理店の場合・・・
●サラリーマンが約4,500万人+自営業者が約700万人=約5,200万人とすると、
52人に1人の保険販売員がいることになります。
もちろん、公務員、主婦、子供、シニアのマーケットも存在しますが・・・。
●平均して、一ヶ月15,000円の保険料を支払うとすると、
年間で180,000円となります。
約20万円として、その手数料は、6万円。
(保険会社や保険商品にもよるが、契約後1年間の保険料×手数料率30%として計算。)
●保険代理店の目標とする年間収入を300万円とすると、6万円×50名=300万円となり、
少なくても、1年間に50名の契約者が必要です。
●1年以内の解約には、50%〜100%の手数料返還義務が生じます。
(1年超2年以内で、10%〜50%であるが、保険会社と商品により違いがあります。)
(変額年金は、基本的に返還制度がないようです。)
●もちろん競争で勝ち抜いている方もいるし、100万人という人数も、販売員資格保有者
の人数なので、資格保有しているものの事務従事者で、営業をしていない人も相当程度存在
するでしょう。
■ファイナンシャルプランナーとは・・・(私見)
大学を卒業し、入社した保険会社にて、「人海戦術で生命保険を販売するビジネスモデル」
に限界を感じました。
その後、転職して、生命保険・損害保険・証券を販売する立場と販売される立場の両方を経験
したのですが、やはり「金融商品を売らんかな」という立場は、自分には 向いていない、
と思うのです。
● ファイナンシャル・プランナーとは、ノウハウやサービスを提供するものと、
自分では定義しています。
例えば、生命保険の見直しをする場合、10,000円の報酬(5,000円×2時間)を
いただきます。
その結果、顧客は保険の重複等の無駄を省き、保険料が月々1,000円安くなると、
1年間で、12,000円(1,000円×12ヶ月)のコスト削減が出来ることになります。
☆12,000円−10,000円=2,000円のお得!!
*上記は一例で、個々の事例により異なります。
■保険やライフプランの相談をビジネスにすると・・・
●サラリーマンが約4,500万人+自営業者が約700万人=約5,200万人とすると・・・
●日本FP協会に登録しているFPは、15万人ですが大半は金融機関や企業に勤めている
ので・・・
「1,000人に1人のFPがいることになり、保険販売の20倍近い見込み客がいることになります。」
*もちろん、地域ごとに顧客数も変わってきます。
☆「でも、金融機関などでライフプラン相談をやっている・・・」とか
「インターネットで無料でライフプラン相談をやっている・・・」などの
ご心配をされる方もいらっしゃるでしょう。
結論から言うと、
「私は、FPで独立したら、必ず成功するとかこうすれば必ず儲かる・・・」
などの美辞麗句は申しません。
あくまでも、私が経験した「ありのまま」をお伝えすることから、始めます。
しかし、
◇「個人差はありますが、FPで食べていくことは、可能だと思っています。」
◇勿論、工夫が必要ですが・・・!!
先ずは、セミナー等でお話を聞いていただき、「FP独立体験本」等でご自身で
確かめてください。
そして、じっくり検討して、お決めください!!
■FPで食べていくには・・・
●「これからを考えて〜FPコンサルティング事業を推進〜」
よく上記のように、
『金融機関のFPと競合しませんか?』
と聞かれることがありますが、
その際は、笑顔で
『土俵が違うので、大丈夫です。』
とお答えしています(*^_^*)
正確には、「違う土俵で戦う」のです=差別化ですね(*^_^*)
もし、独立系FPが金融機関FPをライバル視して、戦々恐々としているのなら、
戦略が間違っているし、
金融機関FPが、よっぽど特別な専門部署でもない限り、
必要以上の専門知識をひけらかす必要はないし、
そんなことをしているより、早く金融商品を販売しないと、
『支店長』に怒られるのである。
*大企業であればあるほど、経営効率を重んじるのは、
当たり前のことですので・・・
それに、銀行員や証券会社社員、保険会社社員が、勝手に
顧客から『コンサルティング報酬』を貰えないはずである。
と、考えていますので私自身は、
『スッキリ』
していますし、金融機関のFPとも積極的に、交流をしています。
つまり、
『ビジネスモデル』を明確にし、
それに合った『戦略』を実行することにより、
より高い効果が得られることになります。
私自身は、『FPの匠』になるべく、日夜、研究・学習・研鑽しております(*^_^*)
当社は、これから独立を考えているFPや、新しくFP事業を行う方々に対して、
・FP事業支援(アウトソ−シング、コンサルティング)サービスを提供していきます。
●私は、FPとしての独立モデルのひとつとして、以下のように考えました。
それは、「FPが複数人合流して、独立するモデル」です。
1、FP分野で意思の疎通を図れる。
2、それぞれの分野で力を発揮でき、合流することでお互いの専門を相互利用できる。
3、経理等の事務部門の、アウトソーシングをした場合、経費分担ができる。
例えば、
FP+生保経験者
FP+損保経験者
FP+証券経験者
が一緒になって、LLCや株式会社を設立し、生保・損保・証券の代理・仲介業を
したとすると、
●メリット
1、ノウハウが集積し、事業領域が広がる。
2、保険代理店は、売上高に応じて手数料率が上がるので、収益の拡大に繋がる。
3、経費や課題を共有できる。
●デメリット
1、意思の疎通を図る業務が生じる。
2、保険や証券の手数料分配業務が生じる。
3、業務、経費の分担業務が生じる。
☆デメリット対策として、外部コンサルタント(税理士等)との提携により、
・経営課題に関しては、コンサルタントを通じて、第三者的な視点も加味して
議論することにより、効率が図れる。(経営者同士だと話がまとまりにくい。)
・手数料、経費の分配は、外部の税理士等にアウトソーシングすることにより、
第三者的な視点から、経理の効率化と合理化が図れる。
(保険会社等からは、直接手数料が支払われた後に、税理士等に支払うので、能動的である。)
勿論、提携すれば良い訳ではなく、相性、信頼が重要です。
■社長になったわけ
サラリーマン時代に、法人向けコンサルティング(フランチャイズや保険)営業を
していたとき、上司や経営者から「社長の気持ちになって提案するように・・・」
と指示を受けていました。
私の出した答えは、
●「自らが、株式会社を設立し、社長になって初めて、社長の気持ちが分かり、
コンサルティングできるのではないだろうか。」
ということでした。
ひょっとすると、皆さんの中には
「自営業というのは、朝は何時に会社に行かないといけない、
ということもないので「楽そうでいいなあ。」と思う方もいるかもしれませんが・・・、
●昔から言われるとおり、「楽そうに見えることが、実は大変な
事だったりするものです。」
実は、私の父親は自営業だったし、父方、母方の叔父や叔母も殆どが自営業でした。
そんなこともあり、子供の頃から将来は、「社長になる。」と決めていたフシがあります。
■私が、サラリーマンをしていた頃は、
「いったいいくら稼げば、幸せになるのか?」や
「年金制度はどうなるのか?」など不安でいっぱいでした。
■ある会社で、営業の仕事をしていたとき、
「ファイナンシャル・プランナー」の資格を取得することになりました。
もちろん生命保険会社に勤めていたころから、
「ファイナンシャル・プランナー」資格制度のことは知っていましたが、
教材を読み進めていくうちに「感動」を覚えました。
・金融商品の体系(貯蓄、投資、住宅ローン)
・不動産の取得、譲渡、運用
・社会保険、生命保険、損害保険
・法人税、所得税の仕組み
・相続、事業承継
等が体系的に学べて、私はもちろんすべての人に関連する事柄ばかりなのです。
●「これは、すぐに勉強しないといけない。」から
「自分が学んだことを、広く世間に広めないといけない。」に変わっていきました。
「日本の家計には、金融資産が1,500兆円ある。」とか
「これからは、自助努力だ。」、
「貯蓄から投資へ」
と掛け声ばかりが聞こえるような気がします。
●また最近は、競争という名の下に人を押しのけ、踏みつけ、ないがしろにすることも
やむを得ない、とする風潮さえあります。(知らないと大きく損をする、世の中です。)
●先頃の“偽装”をはじめ公的年金の不信・医療保険制度の混乱・保険会社の保険金
そんな卑怯で自分だけよければ良い、というような世界には、住みたくない。
そんな人間の弱い部分を矯正するお手伝いが出来れば、
(金融知識を広めることでお役に立てれば、)
「金融の情報格差(ゆがみ)」を是正できれば光栄です。
■また、ファイナンシャル・プランナーという職業は、発祥の地「米国」では、
・医師
・弁護士に次ぐ人気の職業です。
■終身雇用制度から、成功報酬制度の中での「ぎくしゃくした人間関係」や
多様な働き方が生んだ「ワーキングプア」
などの問題に対して、私が出来ることはなにかを考えました。
●もし、一般の企業にお勤めの方にも、
欧米の大富豪に対して、さまざまなサービスを展開する、
「プライベートバンカー」のようなノウハウと
高級ホテルの「コンシェルジェ」サービスをより身近に提供できたら、
どんなに素晴らしいでしょう。
■FPの業務には、
@相談、講演、執筆、セミナー業務
A金融商品等のコミッション(販売手数料)
B各種コンサルティング
があります。
@相談、講演、執筆、セミナー業務は、それぞれの専門家による個性を売ることです。
よって、切磋琢磨して実力を磨き築き上げるしかありません。 (著名人が有利です。)
A金融商品等のコミッション(販売手数料)は、経験値+販売能力ですが、すでに競争激化しています。 (トップ販売員は、ほんの一握りです。)
B各種コンサルティングは、高度なコンサルティングは高価であり、大量販売もされていません。(差別化すれば、新規参入でもチャンスがあります。)
●そこで、FP創業期ビジネスモデルのご提案・・・
T、「各種コンサルティング」の簡易パッケージを作成して、
↓
U、FPが拡販する。
↓
V、より高度なコンサルティングが必要になれば、専門家を紹介する。
(専門家の営業代行にもなり、報酬も稼げる。)
このように
・「取り組みやすく」、
・「営業が宣伝になり」、
・「さらに受注増に繋がる」サイクルが
創業期には、必要であると考えました(*^_^*)
*利益の出ないビジネスモデルでは、長続きしません。
*低賃金モデルでは、優秀な人が去っていきます。
*あまり誰もがやっていない分野で、かつ取り組みやすい事業には成功のチャンスがあります。
そうして活動しているうちに、『コンサルティング力』を磨くことをお勧めします!!
私の経験が、FPで独立される方の、お役に立てば光栄です。(*^_^*)
平成20年11月18日(火) 潟Tクセス・エフピー 代表取締役 籾倉 勝也