日本版401Kには、企業型と個人型がある。(それぞれ拠出限度額がある。)
詳しくは、「確定拠出年金制度の概要」http://www.sjdc.co.jp/401k/enter/whatsdc.html
・「企業型401Kについて」
企業から見た401K導入メリットは、以下の通りです。
@優秀な人材確保のため、魅力的な人事制度が構築できる。
A公的年金の不安・・・自助努力+加入者ごとの年金資産管理ができ、明確である。
B退職給付債務の毎期全額損金計上+積立不足のディスクロージャー「退職給付債務」の対応。
*ある上場企業の決算短信を見てみると、「退職給付債務」は、「現金預金」の約半分であった。
ライフプランについて・・・
FPといえば、ライフプランですが・・・
筆者は、自分自身でライフプランを作成することが大事だと考えています。
FPは第三者として助言します。
*株式投資のご経験がある方は、ピンと来たかもしれませんが、
誰でも自分のことには冷静でなくなる傾向があるのです。
従業員から見た401K導入メリットは、以下の通りです。
@受給権の確立・・・従来の退職金とは違い、始めから個人資産になり、残高が把握できる。
(会社が倒産しても、減額されない。)
Aポータビリティ・・・転職しても、運用や拠出を続けられる。
B拠出金も運用時の資産も非課税・・・複利効果が期待できる。
*FP的な教科書では、自社株はNGですが・・・
「エンロンの例」・・・暴落時に401Kの管理会社変更により、投資商品の
スイッチングが出来ず、自社株は50歳まで売却できない、という規制があり、
加入者は、打つ手がなかった。
筆者は、分散投資をベースに考えれば問題ない、と考えている。
401Kの導入デメリットは・・・
@資金繰り・・・現在までの「退職給付引当金」を資産管理機関に移す必要がある。
B従業員への投資教育義務・・・昨今のコンプライアンス重視の方向から、遵守の
機運が高まっています。(ただし、定期的にコストが発生。)
導入実務について(人事制度や財務分析を経て1、2年くらい係ると思います。)
現状分析(退職給付債務の確定)
↓
401K導入後の人件費、キャッシュフロー試算
↓
新制度の検討
↓
運営管理機関の選定・打ち合わせ(証券会社、銀行、保険会社等)
↓
労働組合等との交渉
↓
規約策定・運用商品の決定
↓
投資教育の継続
運営管理機関のホームページでは、大体以下のようなサービスがある。
@運用商品や相場のこと
Aライフプラン・運用利回りのシミュレーション
B投資教育情報
C年金制度について
D個人ごとの資産残高
ちなみに筆者は、証券会社を退職してから
@一時拠出を停止。
A運用のみを行っている。
Bたまに資産残高(年1回)が送られてくる。
上場企業では、401Kを導入済みの企業も多いと思いますが、
適格退職年金があと4年で終わることもあり、是非この機会に
ご検討されてはいかがでしょうか。