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2008年07月20日

「企業型」確定拠出年金(日本版401K)制度について

平成13年10月にスタートした確定拠出年金は、いまや加入者は250万人を突破している。
日本版401Kには、企業型と個人型がある。(それぞれ拠出限度額がある。)


詳しくは、「確定拠出年金制度の概要」http://www.sjdc.co.jp/401k/enter/whatsdc.html

 

・「企業型401Kについて」

企業から見た401K導入メリットは、以下の通りです。

@優秀な人材確保のため、魅力的な人事制度が構築できる。


A公的年金の不安・・・自助努力+加入者ごとの年金資産管理ができ、明確である。


B退職給付債務の毎期全額損金計上+積立不足のディスクロージャー「退職給付債務」の対応。


*ある上場企業の決算短信を見てみると、「退職給付債務」は、「現金預金」の約半分であった。

 

ライフプランについて・・・

FPといえば、ライフプランですが・・・


筆者は、自分自身でライフプランを作成することが大事だと考えています。

(自己責任&自立心)


FPは第三者として助言します。
*株式投資のご経験がある方は、ピンと来たかもしれませんが、
誰でも自分のことには冷静でなくなる傾向があるのです。



従業員から見た401K導入メリットは、以下の通りです。

@受給権の確立・・・従来の退職金とは違い、始めから個人資産になり、残高が把握できる。
(会社が倒産しても、減額されない。)

Aポータビリティ・・・転職しても、運用や拠出を続けられる。

B拠出金も運用時の資産も非課税・・・複利効果が期待できる。


*FP的な教科書では、自社株はNGですが・・・


「エンロンの例」・・・暴落時に401Kの管理会社変更により、投資商品の
スイッチングが出来ず、自社株は50歳まで売却できない、という規制があり、

加入者は、打つ手がなかった。

筆者は、分散投資をベースに考えれば問題ない、と考えている。


401Kの導入デメリットは・・・


@資金繰り・・・現在までの「退職給付引当金」を資産管理機関に移す必要がある。

A従業員との合意・・・退職年齢等が近い従業員は、確定給付の方が良い?
 
B従業員への投資教育義務・・・昨今のコンプライアンス重視の方向から、遵守の

機運が高まっています。(ただし、定期的にコストが発生。)


導入実務について(人事制度や財務分析を経て1、2年くらい係ると思います。)

現状分析(退職給付債務の確定)

401K導入後の人件費、キャッシュフロー試算

新制度の検討

運営管理機関の選定・打ち合わせ(証券会社、銀行、保険会社等)

労働組合等との交渉

規約策定・運用商品の決定

投資教育の継続


運営管理機関のホームページでは、大体以下のようなサービスがある。
@運用商品や相場のこと
Aライフプラン・運用利回りのシミュレーション
B投資教育情報
C年金制度について
D個人ごとの資産残高

ちなみに筆者は、証券会社を退職してから
@一時拠出を停止。
A運用のみを行っている。
Bたまに資産残高(年1回)が送られてくる。



上場企業では、401Kを導入済みの企業も多いと思いますが、
適格退職年金があと4年で終わることもあり、是非この機会に
ご検討されてはいかがでしょうか。